はじめまして。
ぼくはインコのピー太です。
数日前、メガネをかけていて、とってもよく似ている男の子とお父さんの親子がぼくのいるペットショップにやってきたんだ。
お父さんはヒナが欲しいみたいだったけど、ヒナだと、3時間ごとに餌をあげないといけないから、お家で待っているお母さんに「それだと私がやることになっちゃうじゃないの!私は関わらないって約束したでしょ!?」って一喝されるに決まっているからって、もう少しだけ大きくて、1日に2回餌をもらえたらいいぼくたちがいる場所にやって来たんだ。
男の子は最初、文鳥が欲しいみたいだったけど、文鳥は寒さに弱くて、前の日に文鳥を買って帰った人がいたんだけど、翌朝起きたら死んでしまっていたっていう店員さんの話を聞いて、ぼくの方に決めたみたい。
それから、4羽いるぼくたちの前でしばらくの間じーっと考えていたんだけど、本当に長い間黙って考えていたんだけど、ぼくを選んでくれたんだよ。
ぼくはピーピー鳴いていて一番うるさかったから、お父さんの方は「俺だったらもう少しおとなしい方を選ぶな」って思ってたみたい。
でも、男の子は自分と同じように元気のいいぼくを選んでくれた。
まだ飛べないから、鳥かごはいらないんだ。
だから、男の子が使っていた飼育箱を出してきてもらって、寒さよけにはティッシュがいいからって、敷いてもらったんだ。
ここのお家には色々なものがあるみたいで、ヒーターも下に敷いてくれたからとっても快適だよ。
餌は男の子が手に乗せてくれて、スプーンで食べさせてくれるんだ。
まだ慣れないみたいで、時々落ちそうになるんだけど、一生懸命やってくれているし、お父さんがそばで見ててくれるから安心だよ。
もう1人お兄ちゃんが出てきて「かわいいな~」って言ってくれたと思ったら「きったねえ食べ方だなあ」なんて言ってた。
でも、向こうの方でお母さんの声がして「自分だってぼろぼろ落としてて汚いじゃないの」って言ってるのが聞こえてきた。
ここのお家には女の人が1人しかいないけど、どうやらその人が一番強いみたいだ。
でも、ぶいぶい色々なことを言いながらも、男の子が落とした餌を拾って綺麗にしてくれてたし、結構優しい感じなんだ。
そうそう、どうしてピー太っていう名前がついたかって言うと、男の子の名前に太がついていて、ぼくの先輩ペットの亀の名前もカメ太っていうんだって。
だからぼくも○○太がいいねって話してたみたいで、インコだからイン太!とか言って笑っていたけど、男の子がピー太にしよう!って言ったらみんなが賛成してくれたんだよ。
だけど、ぼくはぼくって言っているけど、男の子なんだろうか。
ぼくの飼い主の男の子はチカチビって言うんだけど、昨日の夕方「何だかピー太って俺よりパパの方になついてるみたい」って寂しそうに言ってたんだ。
でもお母さんが「そんなことないよ、パパの手はおっきくて安定感があるからそう感じるだけだよ」って言ってあげてた。
そうしたらチカチビ君は「そうか!俺の手は若々しいからだめなんだなっ!」だって。
こういうのを口が減らないって言うんだって、ぼく知ってるよ。
でもチカチビ君はぼくのこと「かわいい…」って本当に愛しそうに言ってくれるんだ。
ちょっと嬉しいな。
そういうわけで、何だか楽しそうなチカママ家の一員になったぼくをどうぞよろしくね。
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